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6月 職員研修(分科会)

お知らせ

6月17日(金)
10:00~12:00
川岸校・本町通校の正職員・送迎員が集まり研修を行いました。
今回の研修では、市内の消防署の方に来ていただき、救護法について講義をしていただきました。
講義では、
(1)心肺蘇生
(2)止血・骨折時の対応
(3)異物混入時の対応
の主に3つ内容について学ばせていただきました。

心肺蘇生法では、実際に職員1人訓練用人形をお借りして
(1)反応の確認:反応がない、普段とは明らかに違う緊急事態
(2)助けを呼ぶ(119番通報で救急車陽性とAEDの手配):119番通報が遅れないように
(3)呼吸の確認:心停止の判断
(4)胸骨圧迫:胸が少なくとも5cm沈むように、1分あたり100~120回のテンポで
以上の4つの流れに沿って行いました。

また、呼吸の確認では呼吸時に一番大きく動くお腹を8割、そして胸を2割見ること、身体の小さい児童の場合は胸の厚さの約3分の1沈むように胸骨圧迫を行うことなど具体的なポイントを教えていただきながら行いました。
また、講師の方によると心肺蘇生法では数年前までは胸骨圧迫に加えて人工呼吸が必要だとされていましたが、近年ではコロナウイルスの懸念等が重なり、人工呼吸を行わず、胸骨圧迫だけでも十分有効であることを教えていただきました。年月を重ねる中で、救護法も少しずつ変化しています。そのため、適切な情報を取り入れることの重要性を改めて実感しました。

他にも、止血時の対応では、出血しているところよりも上の箇所にタオル等を当てて止血するのではなく、出血している箇所にタオル等を当てて直接圧迫すること、骨折時には、タオル等を下から巻き上げるようにすると頑丈に固定できることを教えていただきました。
そして、異物混入や食べ物等をのどに詰まらせた場合には「背部叩打法」、「ハイムリック法」2つの方法があること、異物等を先ほど挙げた方法で取り除くことができず、呼吸が止まった場合は、胸骨圧迫を行うことが有効であることも教えていただきました。

怪我をした人や倒れている人のからだに触れることは、とても勇気のいることです。しかし、そばにいる人にしかできないこともあると今回の講義で学びました。
特に息をしていない、心停止時の判断や処置はとても勇気のいることですが、救命の可能性は時間とともに低下するので、救急隊の到着まで、たとえ短時間でも救命処置をすることにより、救命の可能性は高くなることを今回の講義を通して改めて実感しました。
正しい知識と咄嗟に行動できる勇気が誰かの命を繋ぐバトンになると知る貴重な機会になりました。

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